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ヴァイブレータ (講談社文庫)

商品情報

ヴァイブレータ (講談社文庫)

ヴァイブレータ (講談社文庫)

カスタマーの評価:4.5/5
  • 著:赤坂 真理
検索する >> 赤坂 真理
製造・発売:講談社
形態:文庫
総ページ数:184
発売日:2003-01
[ 和書 ]
定価:¥ 400
中古品最安値¥ 1 (計 9 件)
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カスタマーレビュー

評価:4/52007-10-08  

女の文学

初めて読んだ、赤坂真理。

彼女の作品の中でも割と評価の高い『ヴァイブレータ』から読んでみました。

実際どうなのかはわからないけど、村上龍に影響受けてるんじゃないかなってちょっと思った。


この小説は、男よりも女の方が、圧倒的に共感・共鳴できる小説なんじゃないかなって思う。

その証拠に、この作品に対する絶賛のリアクションの多くが、女性からのものだったらしい。女性が抱える「病み」みたいなものを非常に上手く描いている。

女性は是非一度。

評価:4/52006-02-01  

最後まで頑張ってみてください

 始まった途端、感覚的な言葉の流れに呑み込まれる。主人公が語る感覚のモノローグの中、こちらにも深いな間隔が蘇って束の間読み続ける気持ちが萎えそうになった。ボロボロの精神と体のコンディション頭の中では複数の人格の声がする。それでも編集者としての鋭い観察眼が周囲をスキャンしている。一体、この物語どうなるのだろうと危ぶみ始めるところでストーリーは急に流れを変えてトラック野郎と旅をしている主人公…。この展開は排水溝の中をすごい速さで流されてきて、急に雪原をトラックで走っているみたいな急展開。前半をこらえて読み進める価値はあった。面白かった。滅茶苦茶な独り言の羅列のようでありながら、「あたし」の幼い頃からの心の道程がすっと納得させられている。感情、音、光、著者の表現力のうまさとスピード感には舌を巻く。読後感は爽快。

(4人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52005-02-23  

かなり忠実。

映画の「ヴァイブレター」を見てから読みました。
驚いたのが、かなり細かい部分まで原作が忠実だったこと。
台詞等、ほとんど使われていて、驚きました。
同じ赤坂真理さんの「コーリング」も読んだのですが
彼女の作品はかなり取っつきにくい印象を受けます。
この「ヴァイブレータ」は映像化したものを見たことあって、
抵抗無く小説に入っていけました。
誰でもあるような不安の糸口。
現代女性の“痛み”がリアルに書かれていて、
女性なら、何かひっかかるものがあるはず。
無意識のうちに「心の声」に支配される自分、
自分の管轄外のヴァイブレータ。
岡部の包容力は小説でも映画でもすごいですね。
赤坂さん独特の書き方なので、映像化されたものを見ていない方は
多少作品に入りづらいかと思いますが
この小説も、小説をそのまま映像化したような映画も
どちらも素晴らしい作品だと思います。

(7人中、5人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52005-02-19  

おもしろい。

でたらめに面白い。
言語感覚がすごく自然で、思考に近く、
ストーリーは何十回も破綻しそうになりながら、決して破綻しない。
計算づくな感じすらする。
プロ・アマチュアを問わず売春婦をテーマに
一時期の村上龍が「ラブ&ポップ」とかで書いていたような文章が
圧倒的な情報量で迫ってくる。
その情報がまたリアリティーの塊で、
語り手の頭の中身を受信してるような感じになる。
共振するということがテーマで、それもきちんと押さえられている。
前半だけですでに素晴らしすぎる。
星五つをつけないのは後半だれてきたからだが、
だからといって人に勧めないわけではない。
というか、読ませたい人の顔が走馬灯のように浮かぶ。
だからこのレビューをみたあなたも是非読んで欲しい。
面白くなかったら、
容赦なく「参考にならなかった」票を入れてくれて構わない。

(6人中、6人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52004-12-25  

頭の中が静かにならない…

頭の中が静かにならないと、リラックスできません。同じ言葉がぐるぐるぐるぐる回ったり、思考から抜け出せなくなる。
こんな風になったことはありませんか?
ぜんぜんリラックスできない状態です。常にいろんなことが気になってしまって、心が安静な状態ではなくなってしまうのです。
主人公はそんな女性です。
でも、彼女は病気ではないようです。でも、現代社会に生きていてメンタルクリニックに通う、または通う一歩手前なのかもしれません。
私はこの作品が映画化されると聞いて、どうやって再現するのか興味がありました。映画は映画で良いのですが、小説の方が中身は濃いような気がします。
主人公は偶然遭ったトラック運転手と旅に出ます。
私はこの作品の中でとても好きな言葉があります。
『私はじぶんが……』
という言葉ですが、是非読んでみてください。
主人公はトラック運転手に会って変わっていきます。
あなたにも過去にあった、または現在あるようなことが小説の中に書いてあるのではないでしょうか?
私もそのような人に会って、旅をしたくなりました。
ただあまり調子の良くないときに読むと少しつらいかもしれません。
でも楽になるのかもしれません。
ちょっとつらすぎたらDVDを観てみるのもいいのではないでしょうか。

(4人中、3人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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