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まっとうな経済学

商品情報

まっとうな経済学

まっとうな経済学

カスタマーの評価:4.0/5
  • 著:ティム・ハーフォード
  • 翻訳:遠藤 真美
検索する >> ティム・ハーフォード
製造・発売:ランダムハウス講談社
形態:単行本
総ページ数:367
発売日:2006-09-14
[ 和書 ]
定価:¥ 1,890
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カスタマーレビュー

評価:5/52008-11-11  

視点を変えて視ると社会の動きは面白い!

物理屋の視点から言えば経済学は単なる現象論であり、学問には程遠い。だから「学」を取って「経済」なる身分である。「理論経済学」も物理学からの方法論の模倣から始まり、「数学の衣」を着て気取ってはいるが、実際の経済行動については役立たずである。多種の学問分野は、「物理学の方法論」を目標として形成され、科学的であることを目指した。「科学」が何であるかも知らずに。社会現象は「科学」では理解できない。現在の科学の方法論では、複雑すぎて理解不可能なのである。だから人間の経済行動のための「経済学」は役立たずである。存在するのは、実際の経験則による「経済現象論」である。臨床医学が科学でなく経験則によっている事、皆様ご存 知の通り。前口上長すぎた。本書の題名はともかく、内容は非常に面白い!既に多くのレビューアーがお書きだ。この本、経済学に関心なき人にも読んでもらいたい。何故なら、物事は視点を変えてみると面白く、無知であったことを教えてくれるからです。目次から興味を持ってしまう。第1章 誰がためにそのコーヒーはある、第2賞 スーパーマーケットが秘密にしておきたいこと 、第3章 完全競争 市場と「真実の世界」、第4章交通渋滞、第5章 内部情報 、第6章 合理的な狂気 、第七章 本当の価値をなにひとつ知らなかった男たち、第8章 なぜ貧しい国は貧しいのか 、第9章 ビールとフレンチフライとグローバル化 、第10章 中国はどのようにして豊になったか。以上であるが、この本の「はじめに」の最後に、著者はこう書いている「毎日の生活は謎にみちあふれているが、それが謎であることに気づいてさえいない人は多い。みなさんにはこうした日常にある秘密を解き明かすたのしみがわかるようになってほしい。それでは、私たちになじみ深い領域から出発することにしよう。みなさんがいま飲んでいるそのコーヒー。それはいったい誰のためにあるのだろう。」。
さぁ〜学生、サラリーマン、主婦 etc. の皆さん!この本は面白いよ〜!Let's read it!
Sept-masque de couleur

(6人中、6人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:2/52008-10-08  

わかりやすくはあるけれど

確かに分かりやすく、話題もいろいろあって、たのしく読める。しかし、この手のエッセイではしかたがないのかもしれないが、経済学を使うときに注意すべき落とし穴の類は、これを読んでも絶対わからない。その意味で、経済学を「使える」ようにはならない。

著者は言う、「「フェアトレードコーヒー」や「無搾取衣料品」といった局所的対応で、何百万という人びとの生活が大幅に改善することは絶対にない」(p.330)。経済学者は、しばしばこんな風に搾取への素朴な反感を恫喝するが、それはどこまで本当か。

本来、先進国は労働者をより人間らしく扱うように「共通の」ルールを作るよう努力することはできるはずである。それはもちろん、政治的には困難なことだ。しかし、それは言い換えれば、その政治的困難さを作り出している先進国に暮らす私たちには道義的責任がある、ということだ。

それを明らかにすることくらいは、経済学者でもできることのはずである。著者の恫喝は、著者自身が選んだ政治的態度に過ぎず、経済学から導かれる普遍的な洞察とは何のかかわりもない。

評価:3/52008-09-07  

「まっとう」、つまり普通の経済本です。

私は経済学を多少なりとも修め、経済書なるものを多々読んでいるものです。
私と同じような状況の人がこの本を読んでも、特に真新しさは感じないでしょう。
普通の経済理論を、今流行りの行動経済学的な視点も交えて、実例を織り交ぜながら説明してくれています。
わかりやすくて良い本であり、理論に忠実ですから、「まっとう」であることは間違いありません。
ただ、「普通」です。

(2人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52007-10-23  

希少性から経済学を読み解く (^^♪

まず本書の強調する要点は3つあります。
1.希少性が価値を引き上げる。交渉力は希少性から生まれる。これが基本原理です。

2.希少性に直面すると市場はうまく機能しなくなる。これは
3つの重要な問題に対応している。これを「市場の失敗」と言います。
それは「希少性の力」「情報の欠落」「傍観者に副作用を及ばす決定」の3つを
含みます。
原油高はやはり著者が石油会社のエコノミストなので解説しています。

3.環境問題と経済の問題。この2つはお互い対立している風に思えますが、
著者は具体的な統計を示して実はそうでない事を解説しています。

本書の根幹になる3つの柱は以上です。
他にも経済学の薀蓄話、例えばバーゲンやスターバックスコーヒーの
様々なメニューは消費者の趣向を選別するのに良い価格ターゲットという話題、
長期株式投資をグラフ化して解かり易く説明しているなどかなり多様な内容を
本書から収穫できました!

(4人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52007-08-31  

経済学における「希少性」

原題は"The Undercover Economist"。「限界」概念や特定の要素に焦点を当てた「モデル」によって考えることの意義、効率性(パレート最適)等について、一般的な事例に基づいて手際よく紹介されている。「希少性の力」「情報の欠落」「外部性」という市場の失敗に関わる3つの要素を取り上げつつ、その解決の糸口を見出し、最後は自由な競争(自由貿易)が経済の成長に繋がり、それは人々を豊かにすることを強調する。「ヤバい経済学」がインセンティブの重要性を特に強調するのに対し、「まっとうな経済学」のキーワードは「希少性」ではないかと思う。株価を上昇させるのは「経済の変革」ではなく「希少性」であり、インターネットは利益を創造することも破壊することもあるといった指摘は説得力がある。また、最後の「反グローバリズム」に対する周到な批判については、読み応えあり。

(3人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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