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しあわせ

商品情報

しあわせ

しあわせ

カスタマーの評価:5.0/5
  • 著:戸田 誠二
検索する >> 戸田 誠二
製造・発売:宙出版
形態:コミック
総ページ数:162
発売日:2004-06
[ 和書 ]
定価:¥ 840
中古品最安値¥ 300 (計 11 件)
Amazon価格:¥ 840
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カスタマーレビュー

評価:5/52004-08-28  

静謐な絶望

2000年に17万人、2003年に40万人と働くことにも学ぶことにも踏み出せない人が急増している『ニート:フリーターでもなく失業者でもなく』玄田有史・曲沼美恵さんの著作や、榎本ナリコさんの『センチメントの季節』思い出させた。宮台真司さんの用語で言えば、自傷系にあたるのだろうか。これらに共通する雰囲気で満ち満ちている。この透明で、いっぱいいっぱいで、せつない感覚は、わかる人にはわかる静謐な絶望感。基本的に、幼少期の体験に(親が悪い!)答えを求めることが多いが・・・・既に「そうなってしまった」人には、過去の原因を説明されてももうどうしようもない。だって、未来の処方箋がなければ、解決策にはならないから。処方箋がなければ、「もしかしたらなにかあるかもしれない」という光明にすがって、孤独で絶望に未知な時間をただ耐えるだけになってしまう。「そういった」センシティヴな世界観が、帯の漫画家新谷かおるさんの評にあるように「わかるひとにはわかる」感じで示されている。むしろ「わからない人」が読むとそれを思い出せせてくれる力があるが、わからない人はそもそもこの本を手にはとらないであろう。とても暗いからね。ほんの数ページで、これだけ「人生始まりと終わり」を描けるのは、才能だと思います。

(18人中、6人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52004-08-16  

上質のショートムービー

ささやかな人生のひとこまが切り取られている。
暗い話のなかにも軽みがある。
人生にたいする視線。
つきはなしていたり、あたたかかったり。
極上のバランス感覚。

(12人中、11人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52004-06-21  

感受性がなくっても買う!

帯の新谷かおるの煽り文句がいただけない。
『感受性のない奴は買うな!!! 価値がわからん!』
大きなお世話である。横柄・横暴に過ぎる。
感受性がなければ、この作品は読めないのか?
いや、逆だろう。読めば必ず何かを感じる・何かを思い起こす。
そんな、自分の内側に秘めた感受性に気付くのが、この作品ではないだろうか。
前作「生きるススメ」同様、様々な登場人物の人生の断片が描かれる。
描写はシンプルだが緻密、決して説明的ではないのに明快な語り口。
スッと染み込むように物語が心に残るだろう。
そして読後の余韻にひたる時、心の奥から何かが浮かび上がる。
記憶の断片、共鳴する感情、期待からくる高揚。
誰もが持ちながら、でも自分自身だけが感じることの出来る、何か。
それに思いを馳せるキッカケを与えてくれる。これはそんな作品だと思う。

(35人中、33人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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