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キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)

商品情報

キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)

キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫)

カスタマーの評価:4.5/5
  • 著:壁井 ユカコ
  • イラスト:田上 俊介
検索する >> 壁井 ユカコ
製造・発売:アスキー・メディアワークス
形態:文庫
総ページ数:296
発売日:2003-02
[ 和書 ]
定価:¥ 578
中古品最安値¥ 0 (計 90 件)
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カスタマーレビュー

評価:4/52008-03-27  

お気に入り

著者の文章力が冴え渡る秀逸な作品。
物語は霊を視ることのできる少女キーリを中心に据え、80年以上も前から生き永らえる不死人ハーヴェイ、旧式のラジオに憑依した戦死兵の霊である兵長らが東にある戦場の墓場へと鉄道で旅をする中で霊に由来するいくつかの体験を通して成長する様が描かれている。主にキーリとハーヴェイがお互い触れ合うことによって人の温もりを感じるようになったり、忘れていた感情を取り戻していく過程を軸に話は進む。
他の方によるレビューではストーリーの既出感、テンポの悪さが指摘されていますが、僕には一切気になるものではありませんでした。むしろ冒頭部からクライマックスまで一気に読ませる文章の流れは他でもなかなか見られないのではないでしょうか。ライトノベルという枠にとらわれず多くの人に読まれる仕上がりです。
初めてライトノベルに触れる方には最適ではないでしょうか。
余談ですが僕は本作を読んだ後、シリーズ化によるマンネリも跳ね除けてくれそうな巧い文章に魅入られてしまい、シリーズを全て購入しました。

(1人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52007-05-09  

心の成長ストーリー

霊が見える少女、不死人、ラジオに憑いた憑依霊
ちょっとした悪戯から出会い、ともに旅をすることになった彼らの物語

霊感が高く、世界には神が存在せず教義にも疑問を覚えている少女・キーリ
少し冷めた感じの彼女が、ハーヴェイ達との旅を通じて徐々に心温かく成長していく
そんな彼女のキャラクターが、イラストと相俟って良いです♪
ハーヴェイや兵長も結構いいキャラだと思いましたが、この作品においてはキーリが一番よかったと思いました

多少血みどろのアクションシーンなんかもありますが、この物語の本筋は"人と人の触れ合い"というか"心の成長"にあると思います
ただし、これは"感動する"だとか"泣ける"といった類の意味ではなく、あくまで"心が温まる"という感じ

そんな作風からも、少し落ち込んだようなときに読むと"いい元気付け"になるのではなかと思います
なかなか無理のないストーリー展開や描写もいいので、ライトノベルと言えども結構、万人向けするタイプの一冊だと思います

(5人中、5人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52007-02-05  

シリーズ第1作(この本がシリーズの始まり)

舞台は,遠い未来の植民惑星。80年前の戦争により文明は衰退し,教会が権力を持ち統治
する中世のような社会に戻っている。
その80年前の戦争の生き残りと,戦争で死んだ兵隊の霊,霊感を持った身よりの無い少女
の三人が,1週間ほどの旅をする物語。明日への希望を持てずに生きてきた三人の冷めた
心に,その旅で,暖かい火がともり,三人がそれぞれ変わっていくハートウォーミングス
トーリー。
戦争もちょっぴりあり,命がけの戦いもある。でも,本題は,心。人と人の関わりから生
まれてくる心の変化や,お互いに心を通わせて心で支え合って生きていく人間の心の姿が
本題。心の繋がりも,ベタベタの恋愛や「萌え」ではなく,友情,親愛,家族愛のような
感情。
人生を旅するのも,こういうパートナーたちと一緒だったら辛くないと思える物語です。

(4人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52006-11-23  

大賞作品だけあります。

キーリ<死者たちは荒野に眠る>
霊感が強く、霊が見える主人公のキーリと、不死人のハーヴェイ。
ラジオの憑依霊、兵長たちの冒険ストーリー。

簡潔にいえば、こんなストーリーです。
文章がとても綺麗で、読んでいて違和感がありません。
また、とても鮮明に書かれているので、頭の中でその立場、光景が想像できます。
絵も綺麗で、雰囲気が伝わってきます。
会話文も申し分ないし、お勧めの作品です。

(7人中、6人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52006-10-11  

『、』をつけて書こう。

タイトルの通り、少し『、』が足りない小説である。比喩ではなく、本当に『、』が足りない。つまり少し文のリズムが悪い。が、筆力はすばらしい。よくこんなに描写できるものだと感服するほどで、初めてライトノベルを買った人ならばこの作者のファンになるだろう。

言っておくが、これはアクションやら萌えやらを楽しむ小説ではない。作者もあとがきで書いているが、ただ主人公のキーリとその他の登場人物があれこれするのを、ただ書いているだけの小説である。が、そこに物足りなさや倦怠感はない。むしろ、妙な清潔さと瑞々しさを持っている。これはそんな穏やかな雰囲気を楽しむ小説だ。こんな優しい小説、ライトノベルに限って言えば他にはないだろう。

この小説はシリーズを一気に買うのではなく、疲れたとき、切ないときに一冊ずつ読めばいい。その程度の読み方がこの小説には合っていると思う。

(4人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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