「東京裁判」を裁判する
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カスタマーレビュー
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2008-07-29
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2008-07-10
評価:
2007-09-29
評価:
2007-09-28
評価:
2007-08-02
不勉強のきわみ
笑ってしまいました。『東京裁判を裁判する』だって。瀧川政次郎先生の『東京裁判をさばく』の亜流を自認するんですか? さすが「出世作の『ドイツ参謀本部』(中公新書、1974)で、写真ぐるみワルター・ゲルリッツのHistory of German General Staff(1953)を大幅借用したぐらいだから、盗用や改ざんには理解がある」と評された渡辺昇一氏らしい書題ですね。
ところで本書の中身ですが、ご当人自身、何を書いたのか解ってないのとちがいますか。誰かの尻馬に乗っているんでしょうけど、その元になった書物すら余り良く理解してないように思えるんですが。
ニュルンベルクの法廷では「命令されても違法な命令に従うと実行者も同罪となる」という判決があり、東京法廷では「部下の違法を取締まらないなら指揮官も責任を問われる」との判決がありました。いまだ、この判断には、いささかの異論も出てないし、国際的に確立された判例になっています。むろん事後法(A級、平和に対する罪=国家政策の形成に関与)による死刑は許されません。実際にA級の罪状で死刑に処せられた被告は1人もいませんしね。裁判官の中に複数の反対意見があったため、死刑になったのはB級「通常の戦争犯罪」有罪の被告ばかりです。東条英機氏さえもです。実質的に彼は陸軍大臣として捕虜虐待の管理責任を問われたとみてよいでしょう。陸軍次官にすぎない木村兵太郎氏が死刑とされたのと同じです。
「東京裁判史観」などとレッテル貼りするまえに、最低限、東京裁判とは何だったのか程度、また判決書の中身も、きちんと理解したうえで批判してほしいと思いますね。あの判決の「正義」なるものを、まるごと受入れるべきと言うつもりはないし、批判すべきは大いに批判するけれど、ちまたに流布する「東京裁判批判」の多くは、要は旧大日本帝国の戦争政策が世界の戦争法規範に反していたという事実に対し、国家無答責という、とうに捨去られた過去の遺物を持出すだけ(清瀬一郎氏のごとく=陸軍軍人と他の被告らで考えが割れた)でしょ。両国際軍事裁判で最も重視される点は、国家高権を超える、さらに上位の法規範が存在すると打出したところです。ですから大戦後は、たとえ国家行為といえども、基本的人権と国際的法規範とでサンドイッチされることになりました。判決をラディカルに批判するなら、まず国家無答責を判決が否認したところから批判して下さい。でも、批判する肝心の理屈が上手く立てられないんでしょ。だから強引だとか乱暴だとか、もっぱら周辺部が批判の対象になるわけですね。
詰まるところ、この種の批判は、国民に対して自分からは何の責任も取ろうとしない国家(軍人・官僚政治家たち)なるものを、あたかも至高の存在とするがごとき、そのじつ無責任きわまりないお役人様たちの利害を代弁し外野席から批判しているにすぎないと見るのが妥当なところではないかと思いますね。
国家とか、お役人様とかって、絶対に過ちを犯さないって言う、そんな偉らそうなもんなんでしょうか? しょっちゅう間違いを犯している人間のいとなみの一つにしか思えないんですがねえ。どうなんでしょうか? ね、渡辺昇一先生ったら。(13人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
渡部昇一先生の著作としては…
少し物足りない。分かりやすさを追求した成果、他の書籍と違い、基本的なことの記述に終始している。また、過激さも足りない。しかし、内容そのものは筋は一貫している。「日本国憲法無効論」は荒唐無稽のように見えるが、ハーグ陸戦条約43条を基にしている(ただ、ポツダム宣言の関係で、特別法と一般法の問題が存在するが)。故宮沢俊義博士の「八月革命説」よりは分かりやすい。ただ、この問題よりも日本に対する「悪しき歴史観」をどうにかしたいという渡部先生の努力には頭が下がる思いである。(3人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
大きな活字で、長距離バスの中で読むのに丁度よかった。
非常に大きな活字で、高齢者向けの大活字本のようである。それだけに文字数は本のサイズの割に少なめだが、渡部氏随一の簡潔な文体(語り口)で情報密度は濃い。これまで氏の著書は30冊以上読んで、既に他の著作で読んだことがある内容もかなりあったが、東京裁判批判だけで、一冊でまとめて読めることに意義があると思う。
しかし、最終章(第七章)で、現行憲法無効宣言を主張し、中曽根康弘、舛添要一、枝野幸男各氏の改憲試案を十把一絡げに批判するに至っては、あまりに現実感が欠けていて付いて行けないものを感じた。
実質2〜3時間で通読できると思われるので、あまり長距離の移動だと時間が余る。(7人中、5人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
東京裁判がわかりやすくまとまっている
東京裁判がいかに「いかにおかしな裁判」だったかが良くわかる
とても読みやすい一冊。
歴史背景や当時の世界情勢などについて説明不足な点、足りない部分もあるが、
その分、わかりやすく、すんなりと入ってくる。
東京裁判を含めた戦後史の入門本としてオススメ。(4人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
さらっと読める本!
東京裁判について、簡単に知りたい人にオススメの本です。
もっとも、詳細な文献・資料の指摘がなされていないので、東京裁判の検証を求める方には、まず物足りない内容だと思いますし、著者の個人的な意見が散見されますので、私には少々不快に思う点がありました。
しかし、以上を欠点を踏まえても、東京裁判の欠陥について問題を喚起する導入本としての意義は非常に大きいと思います。
さらに、文章に関しても平易なもので厚みの割には字数が少なく、1〜2時間もあれば十分読みきることができると思います。
(13人中、11人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
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