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「飢餓」と「飽食」―食料問題の十二章 (講談社選書メチエ (20))

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「飢餓」と「飽食」―食料問題の十二章 (講談社選書メチエ (20))

「飢餓」と「飽食」―食料問題の十二章 (講談社選書メチエ (20))

カスタマーの評価:2.0/5
  • 著:荏開津 典生
検索する >> 荏開津 典生
製造・発売:講談社
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形態:-
総ページ数:260
発売日:1994-06
[ 和書 ]
定価:¥ 1,785
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カスタマーレビュー

評価:2/52005-10-04  

書かれた年代を考慮に入れてもちょっと酷い

タイトルに惹かれて読んでみたのだが、正直ガッカリした。「マルクス=マルクシズムは歴史によって既に断罪されたから誤り。マルサス=ケインズが正しい」と云う、かなり疑問の残る前提に立って、主に人口問題と食糧生産問題を扱っているのだが、肝腎の食糧格差のそもそもの原因究明については殆ど何も述べておらず、挙げられている対応策にしても「緑の革命」やら食糧援助やら、誰でも言えそうなことばかり。政治経済の領域に於ける構造的な欠陥については、「そう云う問題もある。難しい問題だ」などと何処ぞの首相の様な台詞でお茶を濁していてまるで肩透かし。貧困や飢餓を人為的な過ちではなく自然現象か何かの様に考えたがるのは為政者や富裕層の昔からの悪いクセだが、本書の論調も正にそんな感じ。格差を所与の現実と捉えるのはいいがそこから先へ進もうとしない。データと理論ばかりを相手にしていて、グローバルな生々しい現実に想像力が追い付いていない印象を受ける。但し人口問題等についての不完全だが手軽な資料集としてはそれなりに使えると思う。

(6人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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