space
憩い@ストアのトップページへ

もう一つのソニー自叙伝―ソニーにおける労働者のたたかいと記録

商品情報

もう一つのソニー自叙伝―ソニーにおける労働者のたたかいと記録

もう一つのソニー自叙伝―ソニーにおける労働者のたたかいと記録

カスタマーの評価:5.0/5
  • 著:川上 允
検索する >> 川上 允
製造・発売:本の泉社
このカテゴリから 本の泉社 の製品を検索する
形態:単行本
総ページ数:253
発売日:2005-05
[ 和書 ]
定価:¥ 1,500
中古品最安値¥ 199 (計 4 件)
Amazon価格:¥ 1,500 (15 pt
通常3~5週間以内に発送
  • 商品の購入や、さらに詳しい情報をご覧になる場合は、商品名をクリックしてください。
  • 合計1,500円以上購入すると 送料が無料 になります。
    ※ マーケットプレイスの商品は新品・中古品ともに対象外となります。
  • ポイント還元の対象商品を購入するとAmazonポイントが付与されます。Amazon価格の右側に(○○pt)という表示があればポイント還元の対象です。詳しくはAmazonポイントについて
    ※ マーケットプレイスの商品は新品・中古品ともに対象外となります。
  • お支払いは、クレジットカード決済・代金引換・Amazonギフト券に加え、コンビニ・ATM・ネットバンキング払い(先払い)を利用できます。
    ※ マーケットプレイスの商品はクレジットカード決済のみとなっています。

カスタマーレビュー

評価:5/52005-06-07  

「ものづくり」のソニー内部の人を描いたドラマですね

数年前に「ソニー自叙伝(広報センター著)」を読んだことがあり、その本が「実」だけでなく「虚」を語っていることが気になっていた。
本書は、私が1958年から10年間をソニーの製造現場に身を置いて体験したことと結びついており、「ものづくりのソニー」が、ものづくりの原点である「そこで働く人=労働者」の思いに素直に向き合えないでいた本質を熱く解明する論集である。株式会社としてのソニーが「従来の親睦会ではことが足りなくなって」作ったのが東通工労働組合であると会社自身が公言する。それが、何故にストを行ってまで声をあげたのかを「もう一つの自叙伝」は語る。
私はトランジスタ製造現場に入社して1年後、係長から「次はおまえが組合代議員をやれ」と言われて組合活動に入り、労働法から勉強したが、もっと原点には、12時35分から20時20分までの「午後勤務」の労働者は、夕食のあと屋上から五反田方面を眺めて「夕方の街を歩きたい」と話していた。その要望を聞いて、「時差勤務(会社は交代勤務と言っていた)で失う青春を手当の増額などの改善で」と要求したことが何で「階級闘争主義」なのか。こうした疑問を本書は見事に解き明かしている。
ただ記憶力抜群なはずの川上氏が書いていないことがある。それは60年の春闘が妥結し調印式の後で、会社側から「恒例だから」と差し回しの車で招かれた。そこは築地の高級料亭に案内されたのである。その夜、ソニー労組役員が「この接待は組合員に語れない。今後は接待に応じない」と反省。費用はみんなで弁済しようと、ポケットマネーからかなりの額を出し合って返したのだが・・。「恒例だった」という、この「秘密の接待」を受け続けていたなら、翌年の組合分裂は無かったのかも知れない。
この論集にあふれるきまじめさと正義感は今のソニー労組の原点であり、真骨頂なのかも知れない。世界のソニーも従順でない労働者を「企業破壊者だ」、「アカだ」と排除するフツーの日本的企業だったのだ。川上氏や私が入社当時はシロかったのに、ソニーでの経験が変えさせたのは間違いない。ソニーを知っている方も、あるいは知らない方にも、是非一読をおすすめしたい。

(4人中、3人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

▲上へ戻る

カテゴリー

ビジネス読みもの

商品検索

メインメニュー