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モモ (岩波少年文庫(127))

商品情報

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

カスタマーの評価:5.0/5
  • 著:ミヒャエル・エンデ
  • 翻訳:大島 かおり
検索する >> ミヒャエル・エンデ
製造・発売:岩波書店
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形態:文庫
総ページ数:409
発売日:2005-06-16
[ 和書 ]
定価:¥ 840
中古品最安値¥ 741 (計 14 件)
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カスタマーレビュー

評価:5/52008-11-18  

「残業依存症」から立ち直った、今の読後感

何人かの方が書いているのと同じように
子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。
優等生の読書感想文御用達っぽかったし、
その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし…

体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い
(このご時世、かなりの勇気が必要でしたが)
ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、
文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました…

…本当に良いタイミングで出会いました。
子ども向けのファンタジーではありますが
私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。
エンデすごいです。

もちろん、現実の社会にはモモのような
自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。
そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と
実際に戦うのは自分自身なわけですが。

自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら
「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。
でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって
永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…?

100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。
残りの時間は自分や家族のためにつかう。

それが実践できれば、この本の、本当の面白さが味わえると思います。
大人こそ、ぜひ。

評価:5/52008-11-04  

小学生ではじめて読み


モモをはじめて読んだ小学5年生の時、これ以上無いほどのスリルを味わいました。まだ難しい本は読めない年頃でしたが、特に行き詰まることなくすらすらと読め、話の内容も掴みやすいものでした。

細い糸がはったような緊迫感を強く感じ手に汗が浮かぶほど胸が高鳴ったのをよく覚えています。

中学生になってからまた読んだときにはまた違った見方が出来ました。風刺された現代の流れや畳み掛けるような文、こまやかで美しい独特の世界観、無色でさびしい町の描写……どれも他とは違う素晴らしさに新たな発見など。

いくつになっても楽しめる作品ではないでしょうか。

評価:5/52008-11-01  

立ち止まるという大切さ。

便利さや効率ばかりを追求して、本当の幸福を見失った、大人のために書かれた童話と言ったら、大袈裟かもしれない。そもそも児童書なのだから。
しかし人生を豊かにしてくれる、ヒントが書かれてある。
日々の暮らしの中において、旬や趣といった風情が失はれつつあると、さかんに言われるようになって、かなり久しい。
これは私たちの感性が、毎日の忙しさに忙殺され鈍ってしまったせい、だからかもしれない。
それとも環境破壊といったものが、一因なのかもしれない。
いずれにせよ、人間が招いた負の産物だ。
季節の移ろい。旬の食卓。ささやかだが、幸せを感じる時間であり、空間である。
それを喜びとして、感じることのできない人もいる。
時間に追われ、ふと足を止め路傍の花を愛でる、ゆとりのない人が…。
灰色の男たちは、今もどこかで暗躍しているのだろうか。

評価:5/52008-09-23  

幼稚園生のころに読んで人生を考え始めた本

 有限の時間を生きる我々にとって生きるとは?
そんなことを本気で考えさせてくれる本、、、
子供向けではあるが本当は大人になる為の必読書である。
この本を読んで成長した子供は幸せです。私も、また幸せな人間です。
あなたの子供にも一度読んであげてください。

評価:5/52008-08-09  

現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品

児童向けの本とあるが、大人が読んでも学ぶことが多い本だった。何のために時間があるのか、時間を節約することでいったい何を得るのか、1976年に発表された作品にも関わらずまさに現代社会が悩むべき病気をテーマにした作品だった。特にニノが経営するファーストフードの誰もがイライラして忙しく、椅子に座ってゆっくり食事する余裕もない様子は現代社会の象徴だと思う。時間を短縮し効率を追求することばかり考えていると、子供が自由に遊ぶことや人の話をゆっくり聞くこと、人のことを考えることといった本当に大事なものを見失ってしまうかもしれない。

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