ギリシア神話
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製造・発売:紀伊國屋書店
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形態:単行本
総ページ数:1054
発売日:1998-09
[ 和書 ]
定価:¥ 11,550
中古品最安値:¥ 22,000 (計 4 件)
マーケットプレイスに中古品が出品されています。中古品リストをご覧ください。
- 著:ロバート グレイヴズ
- 原著:Robert Graves
- 翻訳:高杉 一郎
製造・発売:紀伊國屋書店
このカテゴリから 紀伊國屋書店 の製品を検索する形態:単行本
総ページ数:1054
発売日:1998-09
[ 和書 ]
定価:¥ 11,550
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カスタマーレビュー
評価:
2007-11-16
評価:
2007-04-29
評価:
2004-08-25
評価:
2001-07-10
評価:
2001-06-06
学術的には無根拠
ロバート・グレイヴズの『ギリシア神話』は発表当初から古典文献学者たち(ギリシア語ラテン語が読めるその道の専門家たち)から非難ばかりされてきました。
文学的価値は認めつつも(著者は第一級の詩人です)、あまりにも典拠のない神話宗教の史的展開や語源解釈などにまいってしまったからです。
たとえば線文字Bを解読したジョン・チャドウィックは「特に注釈が悲惨である」と酷評しています(彼はデメテルが「ダ・マテル」だという、専門家による通説も批判してますが……)。
ペラスゴイ人が出てくるところは原則として無根拠です。
でも、こんな本がいまだにスタンダードとして出回ってしまうのは日本も英語圏も同じようです。(3人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
最強のギリシア神話本
だいぶ以前に2冊で刊行されていた物が、1冊になった。本の装丁は立派だが、古代ギリシア的な雰囲気は旧版が勝った。辞書のように分厚いが、平明な文章なので読みやすい。これを通読すると、他に出版されているギリシア神話の実体がどういうことなのかがわかる。つまり、古い話には、幾つか異本があって、他のギリシア神話の本はそのうちの一部しか紹介していなかったりするが、これは、異説も含めて網羅的なことがうれしい。通読すると、日本書紀ではないが、やっぱり全部がでたらめではなく、何がしかの事実が反映されているような気がしてくる。とくに、神代の後の英雄時代初期と、イーリアスの時代では、そうとは書いていなくても、時代の前後が、風習や人々の挙動などから窺える。全部作り話なら無時間的だからこういう印象は起きないだろう。著者は、ドイツの碩学史学者ランケの系譜の人とのことで(母方)、ミドルネームに「ランケ」が残っている。本人はオックスフォードの詩学の教授だったそうで、詩作も多いという。アラビアのロレンスとも知己。かなり人生は奔放で大器晩成だが、詩情豊かな人物であったようだ。哲学者のコリングウッドが、著者についてどこかで語っていた記憶がある。本書の詳細な注は興味深いが、ただ、どこまで、人類学的な裏づけを取った話なのか、単なる言い伝えなのか判別定かでない部分がある。個人的にはイアソン伝説やアトレウス家の伝説が興味深い。一方で、何かといえば女性を陵辱する(と現代人には感じる)ことが話の発端になってしまうギリシア神話の性格に、不可思議なものを感じる。やはり「創生」の神話であるより「生成」の神話なのか、という「哲学的」な解釈もありえるが、古い時代の「性」のあり方を示すものなのか、と思うと人類史の不思議を感じる。(6人中、5人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
質・量ともに無双のギリシア神話の決定版
おそらくこの圧倒的な情報量は他の追随を許さないだろう。あらゆる原典からの全ての神話エピソードを網羅し、かつそれぞれに詳細な注釈がついている。注釈は非常に学術的・専門的で大変参考になるが、著者の推測部分などその学術的根拠が明確に記されていない箇所も散見される。
残念なのは邦訳されるに当たって、各神話エピソードの典拠(例えば当該神話の出典は『イリアス』なのかアポロドーロスなのか『転身譜』なのか、ということ)の載録が割愛されてしまったこと。
翻訳は特別上手くもないが普通に読め、可もなく不可もなくといった印象。やや平仮名が多い。固有名詞が原音表記(例:アテナ→アテーナー)なのは評価できる。
何にせよギリシア神話について何か一冊、となれば迷わずこれを推すのだが、高価格その圧倒的情報量を鑑みるに、ごく一般的なギリシア神話を読めればよいという方にはもっと一般向けのものが手頃だろうとは思う。(17人中、12人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
very recommendable book
詩人ロバート・グレイヴズの代表作の1つとなったロング・セラーの邦訳です。現在のところ日本語で読める最も優れたギリシア神話物語として万人にお奨めできます。
ギリシア語やラテン語の原典を読めない人々、「大衆向け」に書かれた孫引きでしかない「通俗書」に飽き足らない人々は是非この本を読んでみて下さい。ただ1つ残念な点は、訳者が何故か原書(英文)にあった古典文献の出典・典拠を省略してしまったことで、これは些か読者を軽視した態度と受け止められても仕方ありません。日本人の知的レヴェルは、そんなに低くはありませんよ、と言いたくなります。(20人中、18人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
評価:
我が国で読める最も優れたギリシア神話物語
今のところ日本語で読める一番出来の良い「ギリシア神話」です。時間のない人は本文だけでも目を通されることをお奨めします。唯一の欠点は原文に掲載されていた各話柄の出典を省略してしまったことですが、典拠を知りたい方にはペンギン・クラシックスの英文に当たって御覧になることをお勧め致します。(14人中、12人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)
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