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幽談 (幽BOOKS)

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幽談 (幽BOOKS)

幽談 (幽BOOKS)aws

カスタマーの評価:4.5/5
  • 著:京極夏彦
検索する >> 京極夏彦
製造・発売:メディアファクトリー
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形態:ハードカバー
総ページ数:300
発売日:2008-07-16
[ 和書 ]
定価:¥ 1,449
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カスタマーレビュー

評価:5/52008-09-08  

居心地の悪い恐怖感

何の為に現れているか判らない「幽霊」、
名前が付いていない「化け物」、

京極先生の他の物語に出てくる「座りの悪い」感じ、
名前の無い妖怪は説明できない恐怖、
まだ半分読んだだけですが、あとを引く粘つく怖さは、怖いこととは何かを考えさせられます。
悪意を向ける者も怖いのですが、何の為にこちらを見ているのか判らない者も怖いです。

一つの事は当たり前の事でも、総てが揃うと異様な姿が現れる、
このこの本はそんな物語が集めてあるようです、
異様な物語を解体して日常を取り戻す陰陽師、異様なお話を組み上げて歪みを収める御行坊主、
京極先生の長編はそのようなお話が多いと思いますが、
この本にあるお話しはその長いお話の中の1ページの恐怖のような気がします。

つまり京極先生の長いお話の一場面に入るような気がします。

まだ半分しか呼んでませんが。

評価:4/52008-08-18  

不確かな世界

京極夏彦というヒトは作品に触れる度にその人物像に近づくようで遠ざかる感じがあります。ご本人同士がどう感じられるか解らずに無責任な発言をさせていただくと、私にとって京極先生と漫画家「しりあがり寿」先生は同じ匂いがするのです。
お二人の他の作品に触れる時と同様に、本作でも自分のアイデンティティがぐらぐらするような思いにかられます。
京極堂シリーズ等と異なり登場人物に感情移入できない分、物語として読めません。
まるで日記をのぞき見しているような気分。

これは新境地ですか?京極先生。

(1人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:4/52008-08-05  

人生にもう一味

最近、京極夏彦さんがミステリーのジャンルから離れつつあるのが、残念なようでもあり、楽しみなようでもあり、複雑な気分です。
この作品は、新しいジャンル開拓というか、何とも不思議な話が並んでいます。怖いような、可笑しいような、嬉しいような、悲しいような、情けないような、まるで白身魚の刺身を噛んでいるような、繊細で複雑な味わい。
人生がやや味気ないものに思えた時、さっと調味料をかけられたような感じ。それで、美味しくなったか、困った味になったか難しいところですが、味わいが増した事は確かです。
新しい京極夏彦さんの活躍に期待しています。

(5人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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