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まざあ・ぐうす (角川文庫 緑 120-4)

商品情報

まざあ・ぐうす (角川文庫 緑 120-4)

まざあ・ぐうす (角川文庫 緑 120-4)

カスタマーの評価:4.5/5
  • 翻訳:北原 白秋
製造・発売:角川書店
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形態:文庫
総ページ数:297
発売日:1976-05
[ 和書 ]
定価:¥ 520
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カスタマーレビュー

評価:4/52006-04-09  

血の匂い

 マザーグースを北原白秋が訳した詩集。

 マザーグースで何を思い出すかというと アガサクリスティーを思い出す。「そして誰もいなくなった」を代表として 彼女の探偵小説のいくつかは マザーグースから題材に取っている。

 つまり それ程 マザーグーズの詩には 血なまぐさがあると言って良いかと思う。

 実際「こまどりのお葬式(ともらい)」あたりを音読してみると それが良く分かる。言葉は呪文の様であり こんな唄を聴かされれば 犯罪が起こらないほうがおかしい気がしてくる。グリム童話もそうだが 子供向けの話は そもそも残忍さが満ちているものが多いのが欧州の伝統のような気がする。

 それにしても 白秋の訳は比類なき名訳である。マザーグースも日本では 訳者に恵まれた。
 

(4人中、3人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52004-07-01  

和めるダーク★

本邦初の本格的なマザー・グースの和訳は、日本文学史上でも随一の詩人北原白秋が手がけました。というわけで、訳としてはかなり古いはずなのですが、白秋版『まざあ・ぐうす』は現在でも愛読されているというのだから、翻訳家としての白秋の面目躍如といったところでしょうか。
マザー・グース自体についていえば、さらっと軽くて、でも実は残酷だったり風刺に満ちていたりします。子供が読めば楽しめますが、大人が読めば唸るかもしれません。
原文の英詩も掲載されています。英語なんかさっぱりという人でも、韻を読むだけでも味わうことができます。
ただ本書では、あの有名なハンプティ・ダンプティが登場していません。白秋が参照したテキストが網羅の度合いが緩いものだったからなのでしょうが、もしかしたらもっと秀逸な詩がいくつも未収録かもしれないと思うと、ちょっとだけ惜しいです。

(5人中、5人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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