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人類が消えた世界

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人類が消えた世界

人類が消えた世界aws

カスタマーの評価:4.0/5
  • 著:アラン・ワイズマン
  • 翻訳:鬼澤忍
検索する >> アラン・ワイズマン
製造・発売:早川書房
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形態:単行本
総ページ数:440
発売日:2008-05-09
[ 和書 ]
定価:¥ 2,100
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カスタマーレビュー

評価:4/52008-09-06  

人類が残した爪あと

人類が忽然と消えてなくたった後の地球を考察する本です。

私達が今目にするアスファルトや建造物が瞬く間に自然に侵食され、
文字通り灰塵に帰して、緑豊かな環境になる様子は、
想像以上の自然のたくましさを教えてくれます。

一方、私達が残した一部の化学物質は消滅することなく影響を与え続けます。
特に、印象的だったのは、土地や海に廃棄されたプラスチックの変遷。
細かく粉砕され、後々は微粒子となって海や空に蔓延します。

企業でも、プラスチックの微粒子は、人が吸い込まないようにきちんとした設備環境下で
取り扱っています。
かと思えば、女性の化粧品にもこのプラスチック微粒子は多数使用されています。

はたして、それを吸い込んだ人や生物には、どんな影響があるのでしょうか。
大気や海を微粒子が巡っている姿は想像したくありません。
これは未来の問題ではなく、近々の問題なのかもしれません。

(1人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:3/52008-09-02  

人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない

週刊誌の書評で「この夏読んでみたい一冊」の1位だったので手に取って見た。
地球環境に大きな負荷をかけている人類が、ある日突然消えていなくなったら、環境問題はどの程度解決するだろうか、というのが本書のテーマである。
が、残念ながら表題ほどには内容にはインパクトはない。

単なる思考実験ではなく、現地に足を運んで取材して書いているため、一つひとつのエピソードはリアルで興味深い。この線で押せばノンフィクションとしてもっとすっきりしたものになったと思うが、人類対地球、という対決の構図が観念的でリアリティに欠ける。

産児制限をして100年後に人間の数が産業革命以前に戻れば環境問題は解決する、という。解決すると誰がうれしいのか。森の木や山や川が喜ぶわけではなく、喜ぶのは「人間」であろう。環境問題は人間にとっての問題である。人間が存在しなければ環境問題はそもそも存在しない。そこがいちばん、しっくりこなかった。

(2人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:3/52008-07-21  

ちょっと話が広がりすぎ

いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。
という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。
SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、
そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。
他にもいろいろあると、
人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、
そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には
楽しい(?)一冊だと思います。
ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。
ということで、評価は☆三つ。

(4人中、3人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:3/52008-07-13  

人類が地球に与えた害を振り返り・・・

 今、人類が消えたら世界がどうなるか?そして人類がいることで、どれだけ
地球に対して害を与えているか?(プラスチックは還元されない。細かく溶けて
いったそれを魚等から人は摂取している。ウラン238は還元されるのに28万年
かかる等々)といったトピックを通じて、環境問題を考えています。

 各トピックも、一つあたり20〜30pの分量になってますので、寝る前とか
昼食後の休憩時を使って読み進めることが可能です。

 環境問題を論ずる前に、先祖も含め人間が行ってきた事柄とその影響を一気に
俯瞰するに役立つ一冊です。 

(6人中、4人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52008-07-06  

思考実験を重ねることにより環境問題の単純化に成功した良書

 この本は「人類が消えたら世界はどうなるのか」という思考実験を試みることにより、人類が地球環境に与えている数々の影響について深く考察することに成功した面白い本である。

 昨今、環境問題が政治経済上の大きな議題となっているが、問題が複雑すぎてとらえようがないと思っている人も多いだろう(私もそうだった)。本書はこの問題を「人類が明日、全員消滅する」と仮定することにより(全員消滅する理由については深く追求していない)、単純化することに成功している。

 題名からも分かるように直接環境問題に焦点を当てているわけではなく、あくまで「明日人類が消えた」場合に世界がどう変わっていき、最終的に人類の痕跡がいつ頃消えるかについて考察している。「どうすべきか」について語ってないところが、逆に多くの読者の支持を集めている理由になっているのではないかと思う。

 筆者はミネソタ生まれのアメリカ人である。アメリカ人にありがちな価値観の押しつけやキリスト教至上主義的なところも見られず客観的に事象をとらえていることにも好感を持てた。

 環境問題に関心がある人にはこの本を特にお薦めしたい。

(10人中、8人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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