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Fundamental

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Fundamental

Fundamentalaws

カスタマーの評価:4.5/5
  • アーティスト:Pet Shop Boys
検索する >> Pet Shop Boys
製造・発売:Rhino
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Disc:1枚
エディション:海外版from US / 
発売日:2006-06-27
[ 音楽CD ]
定価:¥ 2,143
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中古品最安値¥ 1,000 (計 4 件)
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収録曲目


[ Disc:1 ]

Track 1 : Psychological
Track 2 : Sodom and Gomorrah Show
Track 3 : I Made My Excuses and Left
Track 4 : Minimal
Track 5 : Numb
Track 6 : God Willing
Track 7 : Luna Park
Track 8 : I'm with Stupid
Track 9 : Casanova in Hell
Track 10 : Twentieth Century
Track 11 : Indefinite Leave to Remain
Track 12 : Integral

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カスタマーレビュー

評価:5/52007-01-01  

「失うことへの恐怖をいかに克服するか。人生は思い通りにならないことばかりだけど、それでもどうすればより良い人生にしていけるか」というアルバム。

正直はじめに聴いた時はパッとしないアルバムだな、と思った。過去の作品で言えば『バイリンガル』や『ナイトライフ』のように、好きな曲だけ抜き出して聴くタイプのアルバムかな、と思っていた。

しかし個人的に不幸な出来事が幾つか続いて落ち込んでいた時に、歌詞カードにじっくり目を通しながら聴いてみた。そしたら心のすごく深い所に響いてくるような瞬間が幾つもあって、それ以来一日一回は聴くようになった。で、聴く度に感動する。結局、自分にとっては傑作2nd "Actually" の次に好きなPSBの作品となった。

バラードがアルバムの核になっているという点ではかつての "Behaviour" にも通じると言えるが、"Behaviour"が暖かくて優しい印象、もしくは「痛みを緩和する」というマニフェストを持っていたのに対し、このアルバムはむしろ「痛みを直視し、受け止めた上でどう対処するか」ということがテーマになっている。けして自分の思い通りにならない現実に対し、「どうすれば暗闇の中に光を見出せるか」という問いかけから出発しているアルバムだと思う。いつも以上に泣きの要素、割とベタなセンチメンタリズムが印象に残るのは多分そのことと関係している。

重要なのは歌詞で、歌詞の内容をよく理解してその情感をつかむことで初めて深い感動が得られる楽曲が多い。そうでなければ3・7・9・11曲目あたりは地味でかったるいだけに感じられるかも知れない(私自身そう思っていた)。

またアルバム全体を繰り返し聴くことによって、「個人の内面における喪失感・感情的な危機」と「社会・世界・時代のあり方の変化」が相互に不可分で、目に見えない部分で深く結びついているという意識が浮かび上がってくる。その両方に目を向けることで、今自分の置かれている状況を客観的に見極めることが出来るのでは、という感覚。

とりわけ、これ以上はないという位に恍惚感のあるメロディに乗せて「いつか嵐が来て、僕達全員を月面の塵のように吹き飛ばしてしまうんじゃないか」と歌う "Luna Park" のカタルシスと、「時に解決策の方が問題以上にタチが悪いこともある。ねえ、一緒にいようよ」という歌詞の切れ味とぬくぬくとしたメロディの対比がクセになる "Twentieth Century" の2曲は、この人らのソングライティングの円熟ぶりを示す楽曲だと思う。

おそらく今後何年間かこの人らのスタンダードになるであろうアルバム。単なる娯楽でも現実逃避でもなく、ちゃんと人生や社会と向き合った上でこんなにも素晴らしいポップソングを紡ぎだせるという手本のような作品。PSBの凄さを凝縮したようなアルバム。

(6人中、3人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:3/52006-11-09  

本当に最高傑作なのか?

私はペットショップボーイズの大ファンです。今回のアルバムでも素晴しいサウンドを創り出しているとは思いますが、彼らのファンではない人に薦めるのならば、「Please」や「actually」や「Introspective」になってしまいます。音はきれいだけれどもポップさが足りないとしか言いようがないところが自分自身もどかしい。ちなみに曲表示に使われているロゴはブルース・ナウマンというアーティストのネオン管を使った作品からの引用です。詳細は「なぜ、これがアートなの?」(アメリア・アレナス著 淡交社)参照。

(2人中、1人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)


評価:5/52006-05-17  

月に背いて。

早口で書こうと思う。なぜならそれはこの作品にあった表現速度だからだ。だから、そう読んで欲しい。[月]地球をめぐる衛星。太陽の光を受けて地上の夜を照らす本作。自転と公転の周期は等しく、常に同じ面を地球に向けて、27,3日で地球を一周する。太陽・地球との相対的な位置関係によって満ち欠けの現象を生じ、その平均周期を朔望月(さくぼうげつ)という、29・530589日である。半径は1738kmで、地球の約4分の1に相当する。はっきりと言える、本作に月は必要ない。なぜなら、このアルバムが[月]だからだ。僕はこのアルバムをプレーヤーにセットしプレイボタンを押した。自分の瞬きをする度に鳴るフラッシュ音、僕は目をこの音楽に任せた。車内灯、灯台の灯り、常夜灯、ネオン街、アーク灯、ランプ、カンテラ、ロウソク、提燈、行灯、雪洞、灯篭、松明、篝火、漁火、疎らな家庭の蛍光灯、全ての「灯り」が僕の周りを廻る。この作品を貴方は信じられるだろうか。僕は「月」を待っていた。どこにもなくそこにあるものを。そして僕は「月」を手に入れた。憧れていた、そこにあるどこにもないものを。僕はもう「永遠」を手に入れた。そうだろ?「永遠」に固執し続けるのは変わらない、ただ、僕はもう君から離れていかなければいけないのかもしれない、君がそう望んでいたように。このアルバムが今年で必ず一番のポップアルバムになる未来を君は待ち望んでいるのだろう。

(32人中、2人の方が「このレビューは参考になった」と投票しています。)

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